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2006年1月 8日 (日)

写楽・考

写楽・考  北森 鴻  新潮社

「蓮丈那智フィールドファイルⅢ」です。シリーズってだれないようにするのが大変ですよね。北森さんのシリーズはいくつかあって登場人物がリンクしてるのです。こちらはⅡから「狐罠」の冬狐堂がちょくちょく登場。知ってる人は登場するだけである程度イメージが解ってるから説明がなくてもすんなり受け入れることができます。まぁ、知らなくても話を読むには不都合はないのですが・・・。そいえば、Ⅱには「花の下にて春死なむ」の工藤さんも出てたなぁ・・・。どちらも好きなシリーズです。

本書は4篇の短編が収録されてますが、異端の民俗学者が主人公のお話なのでいろいろな地方へ出かけては事件に巻き込まれます(呼び込んでいるのか)。思えばその手のお話は解らないながらも私の好み。そうそう、漫画の諸星大二郎(妖怪ハンターシリーズ)が好きなのもそれだ!表題作は、事件とは別になぞの多いあの絵師への想像するだに楽しい仮説が残されています。

古くからの慣習や数え唄、言い伝えって実はすごく深い意味が隠されていたり、それを想像して研究したり、ミステリの要素もたっぷり。しかも土臭い(人間くさい)ロマンがあったり。でも事件は今の人の欲望でおこっているんですよね。これからも幅の広い事件簿を出してくれることを楽しみにしてます。

そういえば北森さんの新刊が出てますね。「暁の密使」(小学館)歴史ミステリだとか。これは読まねばです。

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コメント

ぴょんたちが、蓮で本書などをリンクしない?


投稿: BlogPetのぴょん | 2006年1月10日 (火) 15時11分

>ぴょん
リンクはいいね!なんでもリンクだよっ!

投稿: ととろ | 2006年1月10日 (火) 19時43分

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