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2006年4月16日 (日)

深淵のガランス

深淵のガランス  北森 鴻  文藝春秋

北森鴻さんの「深淵のガランス」を読みました。北森さんは古物商や民俗学者やバーのマスターなど専門的な分野の作品が多い気がします。そしてその専門知識もすごく詳しく作中に扱われ、あたかも自分もその世界にいるような気分になります。

本作も主人公は花師と絵画修復師という二つの顔を持つ佐月恭壱。古物商冬孤堂のシリーズ(「狐罠」「狐闇」他)でもそうでしたが、美術・芸術の世界は裏があったり罠があったり胡散臭い部分があったり。今回も絵画修復師が「裏の顔」となっている佐月の周りにはひと癖ふた癖ある人物が接触してくる。彼のプロの魂がじっくりと楽しめます。中篇2編の読み応えのある本でした。

ただ、もうちょっと回りの人物がハッキリと姿を現してくるともっとすいすい読む事が出来た気がします。後で気がついたのですが、佐月の依頼主の女主人はどうやら冬孤堂?らしいのですよねー。宇佐美陶子は「民俗学者、那智シリーズ」にも出てくるし北森作品の引っ張りだこだね。そう考えると、北森さんの作品もシリーズ同士かなりリンクがあるなぁ・・・
こちらも新シリーズだとか、今後が楽しみです。

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コメント

ととろさん、こんばんは♪(*゚▽゚*)

>美術・芸術の世界は裏があったり罠があったり
>胡散臭い部分があったり
うんうん、ありそうだ。以前記事に書いた高橋克彦さんには浮世絵に関する著書が何冊かあるんですけど、(ととろさんが読んだ本って写楽の本だったかしら??それならご存知ですよね。)本当にすごい世界だなぁと思い読んだ覚えがあります。この作品も面白そうですね。まゆびとしては民俗学者も気になります。北森 鴻さんですね。チェックしなくっちゃ。ご紹介ありがとうございます♪

投稿: まゆび | 2006年4月17日 (月) 20時48分

>まゆびさま
最近さくさく読み進められてるうらやましい限りのまゆびさまですね。
民俗学者のは「蓮杖那智シリーズ」で『触身仏』『凶笑面』『写楽・考』の順番で3冊出てます。
知らなかったけどドラマにもなったみたい。話題にならなかったのかな(笑)
北森さんは連作集がいいです。

投稿: ととろ | 2006年4月17日 (月) 21時27分

那智で宇佐美陶子と、作中などを接触したかった。


投稿: BlogPetのぴょん | 2006年4月18日 (火) 13時30分

>ぴょん
そのとおり!!
作中で那智先生と陶子はお友達なのだー。別シリーズなのに(笑)
すごいよ、ぴょん♪

投稿: ととろ | 2006年4月18日 (火) 19時48分

ととろさん、こんばんは♪(*゚▽゚)ノ
北森さんの本、1冊読了です♪この民俗学者の蓮丈那智シリーズ、まゆびにとってはすっごく面白い本でした。まゆびの好きな高橋克彦さんや井沢元彦さんの本のおかげで民俗学という分野に非常に興味を感じているからです。出合えて幸せな本でした♪蓮丈と内藤の組み合わせもなかなか素敵なキャラクターでいいですね♪本当に教えてくださってありがとうございました。トラックバックも入れさせていただきました♪<(_ _)>

投稿: まゆび | 2006年5月21日 (日) 22時35分

【まゆびさま】
なるほど、まゆびさまは民俗学に既に詳しくてらしたんですね。だったらととろ以上に深く楽しむ事が出来たでしょうね。うらやましいです。
高橋さんも井沢さんも有名ですものね。しかも長編多いし。
たまにはこんな短編集も読みやすくていいですよね♪

投稿: ととろ | 2006年5月21日 (日) 23時27分

ととろさん、こんばんは♪
深淵のガランス読み終えましたー。
北森さんの本を読むきっかけとなったこの本を読んでみて
もっともっと他の作品も読みたくなりました。
ととろさんの仰るように北森さんの作品は
本当にリンクが多いですよねー。
そのあたりにも注意して読んでいかなければ!!

佐月という人物もなかなかかっこよかったです。
続きも出ているのかしら?
また後で検索してみようと思います♪

トラバ入れさせていただきました。
もしかしたらまた重複しちゃってるかもしれません。
すみません。(*- -)(*_ _)ペコリ

投稿: まゆび | 2008年1月24日 (木) 19時50分

【まゆびさま】
記事へのリンク&トラバをありがとうございます。
まゆびさまはますます読書を楽しんでみえるようなので、すごくうらやましいです。ととろは怠惰だ・・・(_ _メ
佐月さん、カッコイイですよね♪
すてきといえば、かなりやのシリーズは読まれてましたっけ?この主人公も(お料理も)かなり魅力的です。後作にはリンクもあり(笑)

投稿: ととろ | 2008年1月25日 (金) 07時59分

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北森鴻さんという方は知りませんでした。 お友達の「夢見るととろ日記」のととろさんの 「深淵のガランス」の記事で北森さんは専門的な分野の作品が多い気がすると 書かれていたので [続きを読む]

受信: 2006年5月21日 (日) 22時28分

» 北森鴻さん著 『深淵のガランス』を読んだよ!! [のんびり前進じたばた生活]
久しぶりに北森さんの作品♪ 陶子シリーズを読むつもりだったのですが、 置いていなかったので、この本を借りてみました。 「深淵のガランス」「血色夢」の2作品が収録されています。 タイトルの「ガランス」という言葉の意味を知らなかったのですが、 フランス語で「植物の茜」「茜色」の意味だそうです。 主人公となるのは花師の佐月恭壱。 彼の仕立てた花は客を招き寄せる魅力があるそうです。 どんな風に花を飾るのか、見てみたいものです♪ 実は彼にはもう一つの仕事... [続きを読む]

受信: 2008年1月24日 (木) 19時43分

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