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2006年5月21日 (日)

いつかパラソルの下で

いつかパラソルの下で  森 絵都  角川書店

森 絵都さんの『いつかパラソルの下で』を読みました。
森さんもあさのさんと同じように児童書出身の作家さんです。そして彼女も最近、一般書へと進出しています。

三人兄妹の真ん中、柏原野々は25歳独身、同棲中。

父親の一周忌を控えて、同じく家を出ている兄と家に残って母親と暮らす妹と打合せをする事に。
でも、それは表向きで実は妹が「母親が毎日、どこか痛いと病院通いをしている」と相談されていたため。野々にはそこで頭に引っかかる事があった。彼女たちの父親は非常に厳しく子供たちに全ての事において(特に男女間の事には)制限をしていた。それでまず兄が20歳で家を出、野々も同じく20歳で家を出た。父親の存命中には家にも近づかなかった。

その父が何と職場の女性と不倫の関係にあったと、女性から告白されたのだ。母親に連れられそれを一緒に聞いた彼女は、母親に口止めされていたが結局兄妹に告白する。

そこで、三人は「法事の準備」といいながら、真偽を確かめるべく父親の過去を追う(何故か彼は過去を一切話さない)。
そこから先は、お楽しみ。野々の同性相手との関係や職場の不安定な立場などで野々も自分を考え直す事になる。

森さんはとても生き生きと人を描くなぁ。
そして彼女は宮部みゆきさんに劣らず、たくさんの賞を受賞されてます。児童書の賞を総なめ?著者紹介に記してあるだけでも「講談社児童文学新人賞」「椋鳩十児童文学賞」「野間児童文芸新人賞」「産経児童出版文化賞(2回)」「ニッポン放送賞」「路傍の石文学賞」「野間児童文芸賞」「小学館児童出版文化賞」すごい!

私は児童書では『つきのふね』『宇宙のみなしご』『DIVE!!』を、一般書では『永遠の出口』を読みました。自分としては『DIVE!!』にははまりましたね。
でも、代表作はきっと『カラフル』なんでしょうね。これはそのうち是非読みたいと思ってます。

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コメント

ととろさん、こんにちは♪(o'▽')
またまた面白そうな本が!!(笑)森絵都さんという方も知らないのですが、すごい人ですねー♪この賞の数には本当にビックリですね。
児童書は『つきのふね』『宇宙のみなしご』『DIVE!!』か。『つきのふね』って聞いたことあるような気もするなぁ。またチェックしてみようっと♪
>森さんはとても生き生きと人を描くなぁ。
ぜひ読んでみたくなりました♪野々がどうなるのかもすごーく気になります。(゚ー゚)(。_。)ウンウン

投稿: まゆび | 2006年5月22日 (月) 15時31分

ととろさん、こんばんはー♪
森 絵都さんですか?ごめんなさい。
yozoも知らないですね。でもすごいですね。たくさんの賞を受賞されているのですね♪

>児童書の賞を総なめ?
ほんとそんな感じなのですね。w(゚ー゚;)wワオッ!!

>森さんはとても生き生きと人を描くなぁ。
なるほど。ととろさんが気に入るわけだ。
ととろさんの仰るとおり、登場人物が生き生きしている作品はとてもおもしろいですもんね。

投稿: yozo | 2006年5月22日 (月) 17時50分

【まゆびさま】
児童書出身の方だから書店ではなかなかチェックに入らないかも。でも、図書館派ならばヤングアダルトコーナーに絶対置いてあるはず。
実はととろはこの「ヤングアダルトコーナー」が結構好きだったりします。あまり詳しくはないのですけど、ね。

【yozoさま】
森さんは一時期、児童書のホープってイメージでした。でも、今は一般書へと進出してますね。
現代文学っていうか今の時代のお話だなぁって思います。
最近のすごい文学賞を受賞された方々のは(未読なんですが)かなり刺激的で別世界のようなお話らしいですね。
そうじゃなくて、すごく登場人物の心の動きが分かって生活が分かる設定です。
高貴な世界や不思議な世界・未知の世界も好きですが、たまにこういうのを読むとホッとします。

投稿: ととろ | 2006年5月22日 (月) 20時41分

ととろさん、こんばんは。
「いつかパラソルの下で」の野々には共感できる面がいろいろありました。不安定な同棲関係も、未来への不安な気持ちとか。
ラストに不満ありでしたけど。
森絵都さんは、おとなのものに行ってしまった人ですよね(笑)
児童書はけっこう読みましたが「DIVE!」読んでないんです。ハマリますか?「宇宙のみなしご」とデビュー作の「リズム」が好きかな。
「永遠の出口」は、ちょっとなつかしい気分になりますよね。あの頃…みたいな感じで。

投稿: てるひ | 2006年5月23日 (火) 01時30分

【てるひさま】
ラストは丸く納まりすぎ?ですか(笑)

児童書の森さんはすごかったね。やっぱり一般書の方が出来る事が多いのかな?児童書と言ってもヤングアダルトのジャンルですよね。

ふむふむ、「カラフル」より「リズム」ですね。では、まずはデビュー作を読んでみよう。
「DIVE!!」は楽しいですよ。夏にピッタリの本。「高跳びこみ」という種目でのクラブの少年たちの成長物語、これでこのオリンピック競技に興味を持ちました。

投稿: ととろ | 2006年5月23日 (火) 20時39分

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