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2006年8月25日 (金)

少年陰陽師 11「冥夜(めいや)の帳(とばり)を切り開け」

少年陰陽師 11「冥夜(めいや)の帳(とばり)を切り開け」  結城 光流  角川ビーンズ文庫

いよいよ、天狐編も承から転期へと移って行くのかしら・・・とわくわくどきどきの期待いっぱいで取り掛かりました。
オープニングから晴明の衝撃発言です。12神将にとっては絶対に呑めない、でも彼らに晴明の思いを動かすことはできない。
今回、その思いを物語るかのように幼少の昌浩と晴明のやりとりが何度も登場しました。そうやって私たちの意識の中に幾度も重ねられて、本巻のクライマックスが活きてきます。もう、12神将とて従うしかない、そんな晴明の強い思いを噛みしめながら驚愕の展開へまっしぐら!
前巻でいろいろ重要なキャラクターが登場するもイマイチ顔ぶれ紹介みたいで欲求不満、未消化状態でした。
今回はかなりすっきりと事件を経ながら背景が分かってきます。

↓↓↓ ちょっとネタバレ注意報

ここで天狐の晴明の敵(というよりは天狐族晶霞のだが) 凌壽の狙いがハッキリします。何故晶霞を狙うのか、かなりの使い手です。そして対する晶霞の立場が未だに少々ハッキリしなかったせいか、今後彼女がどういう形で晴明・昌浩たちに関わってくるのか(勿論敵ではない)、彼らを助けるだけの気持ちがあるが煮え切らない(何かの理由ではっきりしない部分がある)その理由はなんだろう・・・等など気になる部分がのこります。
彼が作った異空間へ昌浩と紅蓮・六合・勾陳がとらわれる!そして彰子も彼の手に落ちる。彰子を追いかけもう今回離魂の術を使うと命がないといわれていた晴明も追いかける。
他方もう一人の敵 丞按。凌壽と手を組んでいるようだがお互いに自分の目的を達する事だけを考え、利用しようとしている。
丞按は執拗に藤原一族の滅亡を狙う。彼が中宮 章子を同じく凌壽の異空間へ捕らえる。
ますます窮地に陥る昌浩達。そこには彼らそれぞれの思いが交錯する。
と、どんどん話が進んでいきます。次巻も目を離せない!!

↑↑↑ 注意報ここまで。

今回は敵が多い分話が散っていますが、これをどう絡み合わせて行くのかが今後とても楽しみです。高淤と晶霞の関係も詳細を聞きたいところです。
次回、突かれるとしたら中宮 章子が危ないと思っているのはKOROPPYさまと同じ。彼女もかわいそうな身の上だから責められないけれどやはり私もしんの強い女性が好きです。そういう点でこの事態で雑鬼や天一を思いやる余裕のある彰子にはとても好感を持ちますね。それにしても昌浩ってば彰子がらみでもっくんに突っ込まれっぱなし(笑)

さてさて、恒例のキャラランキングです♪1位はもうぶっちぎりの昌浩。いやぁ、最近富にかっこいいし、ほのぼのかわいい面もあり(成親の仕返し・彰子許婚噂にて)やっぱ主人公の風格が出てきたかも。2位はもっくん(含む紅蓮)。昔のもっくんに戻りつつあるおかげでの復活か。敏次への悪言が笑える。3位はまだまだもっくんを脅かす存在の六合。今回は六合も活躍したからね。以下、勾陳、彰子、晴明、各神将(一括りにしないで~)、とっしー(敏次)、ここに来て長兄 成親もランクイン(笑)。このばらけ具合が作品の魅力でもあるね。
次はどんなキャラが台頭するのかな?


こちのシリーズは『KOROPPYの本棚』KOROPPYさまより紹介いただきました。KOROPPYさまの感想は「『少年陰陽師 冥夜の帳を切り開け』 結城光流」です。

そして、過去の少年陰陽師シリーズです。
1.異邦の影を探し出せ 
2.闇の呪縛を打ち砕け 
3.鏡の檻をつき破れ 
4.禍つ鎖を解き放て 
5.六花に抱かれて眠れ 
6.黄泉に誘う風を追え 
7.焔の刃を研ぎ澄ませ
8.うつつの夢に鎮めの歌を
9.真紅の空を翔けあがれ
10.光の導(しるべ)を指し示せ

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コメント

ととろさん、こんばんは♪(*゚▽゚)ノ
おぉ。なんと11巻!!あぁ~読みたい。(笑)
でもネタバレ部分があるので読んだ後の楽しみもあるし、
こうして待つのもいいですよね♪(o^-^o) ウフッ
彰子は本当に強く、優しい女の子ですよね。素敵♪
章子がこのあとどうなるのかかなり気になります!!
>敏次への悪言が笑える。
おぉ♪楽しみ~♪かなり好きです♪(o^-^o) ウフッ
人気ランキングは昌浩が一位かぁ。
毎回楽しみですよね、あとがき読むのが♪(o^-^o) ウフッ
さて次の巻はどうなるんでしょう?
記事楽しみにしています!!

投稿: まゆび | 2006年8月25日 (金) 23時04分

【まゆびさま】
待ち遠しい事と思いますが、待つ時間もまた楽し。
そういうレビューになったらと思っているのですが、初期ならまだしも話が進んでくるとなかなか思うように行かない所が心苦しいです。
でも、魅力あるキャラやあとがき等のおかげでネタには困ってない気がする(笑)

>敏次への悪言が笑える。

楽しみにしてね。もっくんの悪言。そこに六合が突っ込むから>うふふ、更に楽しみになったでしょ?

投稿: ととろ | 2006年8月26日 (土) 00時30分

こんばんは。
トラバありがとうございました。

>彼女もかわいそうな身の上だから責められないけれどやはり私もしんの強い女性が好きです。

それぞれ誰しも事情はあるけれど、それを言い訳にせず、
自分を甘やかさず、誘惑に負けず、
しっかり前を見て生きているから、
彰子は応援したくなりますね。

何かを言い訳にしている人は、やはり共感でき難いです。

>ほのぼのかわいい面もあり(成親の仕返し・彰子許婚噂にて)

うんうん、これ可愛かったですー。
成親、もっとやっちゃえーってw

晴明のことはシリアスなんですけれど、
成親の存在や、昌浩ともっくんの関係がもどったこともあって、
久々に笑いやほのぼのした雰囲気の戻った巻でしたね。

投稿: KOROPPY | 2006年8月26日 (土) 19時47分

【KOROPPYさま】
前回よりかなりアクティブな感じでしたよね。バトル場面は筆力が問われる部分なのでととろとしては注目点なのです。異空間場面でどんどん変わって行くのを十分受け止められる運びでした(^^)v
まったくもって上手いよ、結城さん。それにしてもあさぎさんのイラストが楽しいね。

>成親、もっとやっちゃえーってw

あはは、流石ですよね、安部家の長男として晴明に近いウェットを感じます。次男昌親は父親により近い気がする。
でもでも、次の12巻、登場人物が増えすぎて、お楽しみの扉絵がなくなってます(T_T)
勿論登場人物もすごく必要なのですが・・・ちょっとさびしい気分でした。

投稿: ととろ | 2006年8月26日 (土) 21時43分

ととろさん、こんにちはー♪
少年陰陽師荒らし(?)のyozoでっす♪m(_ _)m

>オープニングから晴明の衝撃発言です。
いきなり重たい場面からでしたね。この誰もがわかっていながらもそれを認めたくないという心持がよく描かれています。それが彼らの強い絆をまたよく表していましたね。

>昌浩ってば彰子がらみでもっくんに突っ込まれっぱなし(笑)
いやぁ~♪成親に意趣返しされた昌浩は見ものですよね。おもいっきりウケましたよ(゚m゚*)プッ
超レアな六合の笑いもあったしね。(*^-^)
それと、yozoにとっては、初のもっくんの敏次への大人気ない態度・・・これは笑えますね。ますますもっくんファンになりましたよ♪
 シリアスな展開の中で、このキラリと光るお笑いの部分もとっても楽しいですね。
 物語は益々緊張感を高めてきました。次が気になるところですね。ε=ε=ε=ヘ(*≧∇)ノ~サラバジャ

投稿: yozo | 2006年9月23日 (土) 16時56分

【yozoさま】
なんだかすごい勢いで驀進中?ですか。
今回は周囲のキャラが際立てましたね。いや、勿論本編はかなり厳しいのですけど、その中にも彼らの生活が見えるというか。
ところで次は衝撃が待ってます。
もう追いつかれちゃうね。実は手元にあるけど今は読めない状態のととろ。
ある程度余裕を持って望みたい所。とか言って明日はどうなるかな。

投稿: ととろ | 2006年9月23日 (土) 20時01分

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いきなり目頭が熱くなるシーンから始まり、最後もしっかり泣かせてもらいました。 天狐編、ますます目が離せません。 天狐の血によって、死期の近付く晴明。 本人は淡々としているものの、周りの神将や昌浩は、受け入れることが出来ません。 大好きなじい様を助けられない自分の非力さに、悩む昌浩。 天狐の血の持つ力とは... [続きを読む]

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さてさて私、今少年陰陽師に集中しております。 しばらくこのシリーズのレビューが続けてアップされますが、 よろしくお願いします。(笑) まずは『窮奇編』 第1巻「結城光流さん著 『少年陰陽師 異邦の影を探しだせ』を読... [続きを読む]

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