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2007年2月11日 (日)

瓦礫の矜持

瓦礫の矜持  五條 瑛  中央公論社

ちょっと気を許していたらなんと昨年夏前に五條さんの新刊が2冊も出ていた。
まずは6月刊行の好みの長編である「瓦礫の矜持」から読む事にした。

警察組織への恨みを持つ者たちが組織への復讐を企てる。狙うはプレ・ワールドカップ開催が決まり目前の仙水市(笑)。
そこには問題ありの警官が集められたプレW杯特別機動隊(別名蛭捨て場)組織がありそこの隊長がキャリアを転落したと言うひと癖もふた癖もある人物 黒羽だった。
復讐チームとは別に警察組織に恨みを持つ神楽はその仙水市の財団法人コモン・フィーチャーで新しく勤務するために当地に赴く。コモンは若くして実業家として財を成した鶴田が立ち上げた市民権利を保護する活動を行っている事務所である。今回の神楽の職務もW杯の陰で起こる公務員の不祥事調査となっている。

復讐グループが着々と準備を進める中、微妙にそれぞれがすれ違いながら決行当日へと向かって行く。最初どういう関係かしっかり明かされないので(これも五條さんの作風です)自分で事件を考察しながら読みすすめていくのです。ととろはソレが気にならないので五條作品はスチエーションが好みでもありやっぱり読んでしまいます。
この設定はたとえば宮部みゆきさんでもありって感じがするんですが、きっと宮部さんならばもっと最初からひとりひとりの人物の書き込みを重ねていく方法を取るんじゃないかと思われます。
この辺が五條さんがブレイクするには障壁になっているのかな?などと思える作品でした。今回はスパイモノじゃなかったからね。いろんな作家さんが書いても違和感の無い設定だったのでついつい、そんな風に思ってしまったのですがととろの思い込みかも~。
次に借りているのは「エデン」。こちらはどうやらスパイものの連作集のようです。ただ、既に返却日が大幅に過ぎているのが心配、図書館から電話が掛ってくるんじゃないかしら・・・ドキドキ(笑)

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