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2007年5月 5日 (土)

黄泉がえり

黄泉がえり  梶尾 真治  新潮社

数年前に映画化された原作本です。
ととろは映画を当時みました。
そしてこの作品はかなり話題になっていました。天邪鬼のととろは映画化されてしまうと(しかもそれによってベストセラーになってしまうと)どうしても原作を読みたくなくなる(笑)
先に原作を読んでいる場合は映画を見るのは吝かではないのですが・・・何故だ?

でも、以前お友達『KOROPPYの本棚』KOROPPYさま「『黄泉がえり』 梶尾真治」や『のんびり前進じたばた生活』まゆびさま「梶尾真治さん著 「黄泉がえり」を読んだよ!! 」の感想にてその経緯で梶尾真治氏の作品に初めて触れ彼のファンになりました。
ということで、映画の余韻も薄れたことですし本作も手にとってみました(笑)>まさに時は5月っ、です!

5月のある夜、九州の地方新聞社の電話コーナーへの火の玉情報から事が起こります。場所は熊本市。
そして熊本市では過去に亡くなった家族が帰ってきたという現象が多発、最初は表に出なかったが噂が広まるとともに「黄泉がえり」として人々に認識されるようになる。
市当局もあまりの黄泉がえりの数の多さにこの局地的な現象に対応しなければならなくなり、独自の「特殊復活者」として受け入れを始める。
しかし、この現象の原因も不明であり、解明よりも対応が先行している。
そうこうするうちに黄泉がえった人々の中では言葉では表現できないながらも直感でこの事実と自らの行く末を知って行くのです。
最後には人と人の繋がりをしみじみと迫る形で終わった、ジーンと響く読後感ですがこころがほわっと温まる一冊でした。

映画とはメインテーマが違うと思いました。
黄泉がえり現象を使ったラブロマンスともいえる映画。これはこれでとてもよい出来だったと当時ととろは思いました。
でも原作を読んでみると、もうちょっと哲学的な(?違うか!)”彼”という存在を通して人の思いをより優しい暖かいものとして捉えている。
家族のやりとりも勿論だが、この辺がしっかりとSF色を出している。
まだ梶尾氏の作品は数冊を読むのみですが、『「避けられない現実」を乗り越えて至る奇跡』に非常に感動を覚えます。
本作もラストに行くにしたがってその色が濃くなっていきます。
今回もラスト100Pを越える辺りからずんずん心に迫り、途中では思いも寄らず泣けました。

梶尾氏を手に取るに至った柴成さまの『よみドキ♪ドキ☆』「黄泉がえり/梶尾真治著」にも併せて今回お邪魔しました。

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コメント

ととろさん、こんばんは♪(^ー^)ノ
トラバありがとうございます♪(o*。_。)oペコッ
そうそう、ととろさんは映画を見られたのですよね!!
>映画とはメインテーマが違うと思いました。
そうなんですか!!
私は映画を見ていませんが、
映画の宣伝をテレビで見たときに、
本とはイメージが違うなぁって思ったのですよ。
また機会があれば映画も見てみたいです♪

最後は本当によかったですよね~♪
今でもあのときの気持ちを思い出せます♪
また機会があれば再読したい作品ですね♪

そういえば、梶尾さんの作品、あれ以来読んでない~。
読みたいなぁ。うずうず。

投稿: まゆび | 2007年5月 5日 (土) 22時44分

【まゆびさま】
早々にコメント・トラバありがとうございました。
本作のやり取りにて梶尾氏を知ったととろとしてはいつかは読もうと思っていた作品でした。
只今氏の『波に座る男たち』(かっこいいタイトルだ!)が手元にあります。大幅に返却期間を過ぎてるので延長してこないといけないわ(^-^;
こちらはSFじゃなく、エンタメみたいなの(o(^-^)o)

投稿: ととろ | 2007年5月 6日 (日) 00時55分

こんばんはー。
黄泉がえり、私は映画も観ておらず本も未読なんですよね、、
原作と映画でメインテーマが違うんですか。
でもそれぞれいい作品なのですねー。
今度チェックしてみます☆

でも、小説を原作にした映画ってそういうことが時々ありますよねぇ。
全然違うエンディングになってたりして。
「ティファニーで朝食を」とかもそうですよね。
ちなみに私はこの作品の場合、原作の方が好きでした☆

投稿: mixbabar | 2007年5月 6日 (日) 02時31分

【mixbabarさま】
いや、ととろの感覚でテーマがちょっと違うんじゃあ・・・?って思っただけなの。紛らわしくってごめんなさい。
登場人物は似たものもあり全然違うのもあり。

ととろはまず原作を読んでないと映画を見ないのですが、ほぼ原作の方が○って場合が多いです。
ただ一つ、「ロードオブザリング」のみ映画が凄く良かった>っていうか実は原作を読めなかった、ファンタジーは苦手なんだよ、しかもあの翻訳・・・キツイでした。
でも、原作ファンはやっぱ原作がいいといってましたが・・・(笑)

投稿: ととろ | 2007年5月 6日 (日) 22時32分

こんにちはw
TBありがとうございました♪
私はこの作品、小説を読んだ後で映画を観てしまったので、ちょっと仰け反ってしまったのですが(^_^;A
映画にはかなり説明不足な点もあって、全然意味がわからないと言っていた人もいますし☆
でも原作の雰囲気がかなりいいので、原作を薦めておきました(笑)

やっぱり、原作のがいいと言う説は、その通りだなーと思います。。。わはは(=^-^=)

投稿: 柴成 | 2007年5月 7日 (月) 00時03分

【柴成さま】
ステキな作家様を紹介いただいて感謝です。
原作後に映画だと絶対に違和感があるでしょうねぇ。
ととろは映画が先だったのでそれなりに映画も楽しめたのですが、原作を読んじゃうとダメですね。柴成さまの仰るように別物として見るべき。

ただ映画のほうは説明不足といえないこともないですが、アレだけを見た感じでは悪くは無かった。

>やっぱり、原作のがいいと言う説は、その通りだなーと思います。。。

ととろも同感です!

投稿: ととろ | 2007年5月 7日 (月) 00時31分

こんにちは。
かなり遅くなりましたが、こちらにコメントを。

黄泉がえりで、愛しい人と再会、そして別離、
という部分にメインがあるのではなくて、
それによって生きている人たちがどう変わっていくか、
"彼"の変化は、というのがメインだった気がします。

分厚い本ですけれど、一気に読めてしまう、
素敵なお話でしたね。

>ただ一つ、「ロードオブザリング」のみ映画が凄く良かった>っていうか実は原作を読めなかった、ファンタジーは苦手なんだよ、しかもあの翻訳・・・キツイでした。
私もあの翻訳には挫折しました。
これが世界的に有名な物語なのかなぁ、
もうダメ、って感じでw

投稿: KOROPPY | 2007年5月13日 (日) 11時10分

【KOROPPYさま】
(゚-゚*)(。。*)仰るとおり、ととろも同感です。
映画は映画で悪くなかったのですが、原作のイメージとは違いました。
キャラクターや事象設定を貰ってきている部分ありですよね。映画向きに脚本されている感じです。

原作の世界を楽しめた事がとても良かったです。KOROPPYさまに感謝♪

投稿: ととろ | 2007年5月13日 (日) 19時34分

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皆様「黄泉がえり」の映画、見られた方も多いのでしょうね!! 実は私全くといっていいほど知らなくって、 話題になっていたことは知っていたのですが、 誰が出ているのかどんな話なのかもほとんど知らなかったです。 漠... [続きを読む]

受信: 2007年5月 5日 (土) 22時37分

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