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2009年1月12日 (月)

愛を海に還して

「愛を海に還して」  小手鞠 るい  河出書房新社

なんとなく恋愛小説を読みたくなって、図書館の書架で見つけました。
初めての作家さん。作者紹介には最初は詩人としてデビューされたと知りました。
その後、小説家として海燕新人文学賞・島清恋愛文学賞を受賞されています。

まずタイトルがなんだかとても悲しげで感動しそうな予感。ドキドキ。
読み始めて、主人公の女性はとても満たされたパートナーと暮らしていながら、別の男性に強く引かれ恋していく、一見非常に身勝手な設定でありながら私は彼女の自然体の感情にとても好感を持った。
彼女の恋に走りそうになる気持ちを抑えるのは、パートナーへの罪悪感よりも「ここを超えたら後戻りできなくなる」という今の状態を失う危うさを気にしているように思えた。
本書の情感を失うので結末は書けないけれど、ラストは彼女が自分に正直に向き合っていたことは良かったんじゃないかなと思えました。それは彼女がどちらにも心を砕いていたから。自分をごまかしていなかったから。

ただ、現実にはこんなのは難しいだろうな。もっとどろどろしそう。
小手鞠さんの小説は受賞作も読んでみたいと思いました。

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コメント

お久しぶりです、ご無沙汰してます!

この本、すごく面白そうだなーと思いました。
私も本が大好きなんですが、恋愛ものってほとんど読んでないです。
セブンイレブンの本にも激しく惹かれつつ、わー良さそう!と嬉しくなったので、思わずコメントです。

自分で探すと、どうしても偏っちゃいますが、レビューを拝見したら新しい発見や興味が湧いてすごく面白いです。

・・・・・・・・・・・
今年も益々、ととろさんが素敵な本に出会いますように!

投稿: 美香 | 2009年2月 3日 (火) 20時56分

>美香さま
お立ち寄りくださってありがとうございます。いつもぴょんの素材ではお世話になりっぱなしで感謝です。
ととろも恋愛小説はあまり読まないのですが、たまに無性に読みたくなるのです。
ドキドキしたり、純粋であったり、どろどろしたり、そういう波乱を求めている自分に気付くことがあります。

投稿: ととろ | 2009年2月 7日 (土) 20時58分

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